副大臣・政務官55人の人事決定——タレント出身、今井絵理子氏は内閣府副大臣に、生稲晃子氏は外務政務官に返り咲き、森下千里氏は農林水産政務官へ

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政府は9月18日の閣議で、副大臣27人と政務官28人の人事を決定した。17日の閣僚人事に続き、木原稔官房長官が名簿を発表した。今回の改造から閣内協力に転じた日本維新の会からは、副大臣2人と政務官3人が起用された。注目を集めるのは、タレント出身の議員たちだ。

自民党の今井絵理子参院議員(元SPEED)は、谷川とむ、平沼正二郎両衆院議員とともに内閣府副大臣に就いた。副大臣は初めてで、2019年9月の第4次安倍第2次改造内閣で内閣府政務官、2024年11月の第2次石破内閣で内閣府政務官兼復興政務官を務めていた。

森下千里衆院議員(グラビア出身)は、昨年10月の高市内閣発足時に環境政務官となり、第2次高市内閣でも再任された。今回は農林水産政務官に移り、引き続き政務官を担う。

タレント出身者はこの3人にとどまらない。維新の石井苗子参院議員(女優・キャスター出身)が経済産業政務官、元プロ野球選手の青島健太参院議員が国土交通政務官に就いた。

木原長官は、首相が閣僚人事で実行力を重視したと説明したことに触れ、副大臣・政務官人事も同じ考えで行われたと述べた。首相は、当選2回以上の自民党の衆院議員に希望ポストを尋ねたアンケートを重視したという。

一方で、人選への批判も根強い。派閥裏金事件に関係した議員は、副大臣9人、政務官1人の計10人が起用された。17日の閣僚人事では、旧安倍派の簗和生農相と関芳弘文科相が入閣し、事件発覚後、不記載に関係した議員の入閣は初めてだった。当サイトの集計では、女性は副大臣・政務官55人中6人で、約1割にとどまる。

維新は、副首都構想に関わる総務副大臣に斎藤アレックス氏、社会保障改革を担う厚労副大臣に浦野靖人氏を送り込んだ。政務官には、文科の美延映夫氏、経産の石井氏、国交の青島氏が就いた。

これで改造内閣の体制は固まった。臨時国会は10月5日に召集される見通しで、焦点は、食料品の消費税を2027年度から2年間に限り1%に引き下げる関連法案と、衆院議員定数削減法案だ。タレント出身者の起用は発信力を狙った人事か、それとも「実行」の実態を問われる人事か。消費減税、食料、外交の現場で、3人が何を語り、何を残すかが次の焦点になる。

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