北海道の倶知安町(くっちゃんちょう)にある農地を、外国人労働者などが住む住宅街として開発する計画を巡り、北海道は16日付けで農地転用を許可することがわかりました。
この開発計画は、およそ2.7ヘクタールの農地を利用するもので、冬季の外国人労働者など最大1,200人が住む住宅街の造成が予定されています。
当初、町の農業委員会は農地転用に反対意見書を道に送っていましたが、北海道農業会議で「許可相当」と判断されたことを受け、先月には一転して「転用はやむを得ない」とする意見書を道に送付していました。
一方で、地元住民らは治安悪化などを懸念し、オンラインで集めた4,315人分の反対署名を道に提出していました。
道(北海道)は、周囲の農地に影響がないなど、開発が審査基準を満たしていることから、16日付けで農地転用を許可するとしています。開発事業者は、正式に許可を受け次第、近隣の町内会との地域協定を進めながら、造成に向けた作業を速やかに始める方針です。
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