「日本で最も美しい村」連合に加盟している北海道鶴居村のメガソーラー建設計画、森林伐採により景観が破壊される寸前で住民の反対により中止、求められる早急な規制の整備

社会
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「日本で最も美しい村」連合に加盟している北海道鶴居村における太陽光発電施設の建設計画が中止になりました。 タンチョウの貴重な生息地であり、写真撮影スポットとしても知られています。

この計画は、村を流れる雪裡川の近くにある私有地で浮上しましたが、地元住民や観光協会から景観や環境への影響を懸念する声が上がりました。

当初、建設を計画していた大阪の企業「日本エコロジー」は、鶴居村の要請に応じて住民説明会を検討した後、計画を撤回しました。 この企業は、隣接する釧路市でも森林伐採に関する問題で工事中止命令を受けていました。

法的な拘束力のない村の条例では景観に影響を与える開発行為には事前協議が求められていましたが、村はこの土地を将来的な開発から保護するため、購入する方針を固めました。

地元の観光協会はこの村の決定を歓迎しており、世界中からタンチョウを見に来る人々にとって、メガソーラーのような施設が景観を損なうことへの懸念を表明しています。

北海道内では太陽光発電施設の増加に伴い、環境や景観に関する問題が顕在化しており、より厳格な規制作りが求められています。

北海道鶴居村について

鶴居村は、北海道釧路総合振興局阿寒郡にある村で、釧路管内唯一の村です。人口約2,392人(2025年7月時点)、面積572km²の自然豊かな地域で、「日本で最も美しい村」連合に加盟。村名の由来はタンチョウの棲息地で、酪農と湿原の景観が特徴です。地理的には釧路湿原国立公園の約30%を占め、阿寒山麓に位置。気候は寒暖差が大きく、豪雪地帯です。特産品は村主導の「ナチュラルチーズ鶴居」と「丹頂大根」。観光地として、タンチョウ観察スポットの鶴見台・音羽橋、森林セラピー基地の山﨑山林、釧路湿原が人気です。

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