トランプ大統領、「超知能フォース」設立を発表、イーロン・マスク氏はSpaceXAIの「SpaceXSI」への改称に意欲

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トランプ米大統領は4日(米国時間)、人工知能(AI)を「スーパーインテリジェンス(超知能、SI)」と呼ぶ方針に沿った新組織「スーパー・インテリジェンス・フォース(SIF)」の設立を、Truth Socialで発表した。議長にはクレイトン国家情報長官が就き、120日以内にAIのリスクと機会を評価する報告書をまとめる。これを受けイーロン・マスク氏も同日、SpaceXAIを「SpaceXSI」に改称する意向をXで示した。ただ、実施日は決まっておらず、社名はSpaceXAIのままだ。

SIFは軍ではなく省庁横断の調整組織

トランプ氏は投稿で、SIFの任務を「連邦政府の取り組みを調整し、米国が超知能分野で世界をリードし続けることを確実にする」ことだと説明した。超知能は産業革命やインターネットより大きいとする見方にも触れ、「すべての米国民の利益を守り、生活を向上させる」としている。投稿は、先週開かれたテック企業幹部との「超知能に関するホワイトハウス合意」を受けた措置だと位置づけた。

副議長格には、連邦取引委員会(FTC)のファーガソン委員長、国防総省のマイケル次官(研究・工学担当)、クーパー人事管理局長が就く。組織はトランプ氏とワイルズ大統領首席補佐官に直接報告する。クレイトン氏は国家情報長官と兼務する見通しだ。

SIFは、消費者、宗教団体、AI企業などとの政府の対話も統括する。ウォール・ストリート・ジャーナルによると憲章では、AI関連のリスクや、情報漏えい・ハッキングなどに関する政府の報告体制を点検し、既存の権限の範囲で連邦政府の対応力を高める方策を提言する。

マスク氏「SpaceXは超知能企業」 約90日で再改称へ

マスク氏は4日、Xに「No more AI(AIはもう終わりだ)」「SI」「It’s better(その方が良い)」と投稿した。「SpaceXは超知能企業だ」とも述べている。SpaceXAIをSpaceXSIに改称できないかと尋ねたユーザーには、「Yes, we will make that change(その変更をする)」と返信した。

SpaceXAIへの改称は7月6日で、約90日で再び社名を変える形になる。現時点では計画の表明にとどまり、改称の完了ではない。

背景に「AI」を公文書から外す大統領令

背景には9月29日の大統領令がある。連邦政府の各省庁に対し、公式の通信、公表文書、政策文書などで「Artificial Intelligence」「AI」に代えて「Super Intelligence」「SI」を使うよう命じた。トランプ氏は、「artificial(人工的)」という語は偽物を連想させると主張している。

対象は行政府の非法定文書で、法令上の用語は当面AIのままだ。民間企業に改称を求めるものでもない。政権は、大統領科学技術担当補佐官に、SIの法的定義について60日以内に提案するよう求めている。

同日、ホワイトハウスでテック企業幹部が合意に署名し、トランプ氏は「道義的な拘束力がある」と述べた。マスク氏もこの合意に署名している。

日本にとっては、米政府の公式用語がAIからSIに移るなかで、半導体、電力、データセンターをめぐる対米・対中の立ち位置がどう動くかが焦点になる。

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