株主優待と配当金のみで365日生活することで広く知られる元プロ棋士・個人投資家の桐谷広人氏(76)が、自身の公式X(旧Twitter)を更新。普段の投資スタンスからは考えられない「株主優待も配当もない」キオクシアホールディングス(東証プライム、証券コード:285A)の株式を100株購入したことを明かし、投資家の間で大きな話題となっています。近年はがんや糖尿病の治療を行っている桐谷さんですが、トレードマークである「自転車」での爆走生活は現在も健在なのか、最新の動向をまとめました。
普段は「買わない」無配・優待なし銘柄をあえて購入した理由
桐谷さんといえば、「配当+優待の総合利回りが4%以上」の割安銘柄を長期保有するスタイルが鉄則です。しかし、今回購入したキオクシアは優待も配当も現時点では存在しません。
これについて桐谷さんは、「高値から大きく下がった株は反発を狙って買うことがある」と説明。同社株が高値の3分の1水準となる12,880円まで下落したのを受け、10月中旬に12,000円で買い指値を入れていたところ、無事に約定(購入成立)したとのことです。
購入単位は100株(1単元)のため、投資額としては約120万円となります。購入直後に11,380円まで一段安となり含み損を抱える形となりましたが、「私より前に買った人は、みんな私より損が大きいので、のんびり保有します」と、元棋士らしい冷静な大局観を見せています。
闘病中も「優待号」は健在!驚きの自転車ライフの現在地
テレビ番組でもおなじみの「優待券を消費するためにママチャリで爆走する姿」ですが、70代後半を迎え、さらに病気療養中である現在も自転車に乗り続けていることが判明しました。
桐谷さんは2026年に入り、前立腺がんと大腸がんの診断を受け、腸の切除手術を終えて現在は抗がん剤治療を続けています。一時は体調が心配されましたが、なんと退院時にも愛用の自転車で自宅へ帰宅。直近のSNS投稿でも、病院での点滴や外食を済ませた後、「第2食を食べて自転車で帰宅したのが午後九時」と綴っており、現在も日々の移動や優待巡りに自転車をフル活用している様子が窺えます。
もともと20年前に糖尿病と診断された際、健康管理のために本格的に乗り始めた自転車ですが、今やがん治療中の体力を支える重要な相棒となっているようです。大雨の日でもカッパを着て猛スピードで漕ぎ出すパワーは失われていません。
「のんびり保有」に学ぶ、ブレない桐谷流投資の真髄
今回のキオクシア株購入に対し、桐谷さんはフォロワーへの返信で「お金の損より、精神が不安定になるのが困ります。ですから、高いとこは買わない。安いとこを飼えば、損しても、私の損はほかの人に比べればたいしたことないと思えます」と述べています。現在の株高の恩恵もあり、総資産7億円に達しているとされる桐谷さんにとって、約120万円の投資は万が一のリスクが極めて低い規模です。
株価が下がっても焦らず「のんびり保有」できる心の余裕こそが、バブル崩壊やリーマンショックなど幾多の暴落を生き抜いてきた投資家の強みと言えます。
直近では抗がん剤の副作用によるだるさや手のしびれ(小さな字がうまく書けない等)を訴えつつも、妹や友人と歩いて「しゃぶ葉」の食べ放題へ向かい、ソフトクリームや綿菓子を爆食いするお茶目で元気なエピソードも投稿されています。病魔と闘いながらも、投資を心から楽しみ、自転車で街を駆け抜けるパワフルな姿勢は、多くの投資家やファンに勇気を与え続けています。身体を第一に労わりつつ、いつまでも無理のない範囲で、大好きな優待生活を元気に続けてほしいと願うばかりです。

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