2026年8月20日、生物学者の池田清彦氏が自身のX(旧Twitter)アカウントで、「日本の憲法が嫌いなら日本を出ていったらどうですか。」と投稿した。
この簡潔な一文は瞬く間に拡散され、21日8時30分現在でいいね約7,800、リポスト約1,200、閲覧数13万を超える大きな反響を呼んでいる。
池田清彦氏は1947年生まれ。構造主義生物学を専門とし、山梨大学・早稲田大学の名誉教授を務める。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』への出演でも知られ、科学論・社会評論を多数執筆してきた。長年にわたり、日本国憲法の平和主義を高く評価し、改憲論に対して慎重な立場を示してきた人物だ。
今回の投稿は、憲法改正を巡る議論が活発化する中で発信された。近年の政治状況では、憲法9条を中心とした改正論が再び浮上しており、護憲派からは「軍国化への道」との懸念の声が上がっている。池田氏の言葉は、そうした流れに対する直截的なメッセージとして受け止められている。
投稿への返信では、「高市早苗がですよね」との声や、「二度と日本が戦争出来ない様に作られたのが日本国憲法」との賛同や、「完全に同意です」との声も多く寄せられている。
日本国憲法は改正手続きを明確に規定している。しかし池田氏の指摘は、現行憲法の基本原理(特に平和主義)を否定するような主張に対して、「嫌いなら出ていく」という強い表現で応じたものと解釈できる。憲法は国家権力を縛る最高法規であり、国民がそれを嫌う場合の選択肢として「出国」を挙げた形だ。
池田氏は8月18日にも、憲法改正や軍拡に対して「資源もエネルギーもない日本が単独で戦争したら負ける」「原発破壊されたら日本には住めなくなる」といった現実的なリスクを指摘してきた。今回の投稿も、そうした一貫した問題意識の延長線上にあると言える。


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