白馬社広報・まりなちゃん氏がXで発信した二つの投稿が、波紋を広げている。ひとつは「前の選挙は護憲派の議員を一掃するための選挙だった。要するに軍国化を進めるための選挙だった。このことを分かっている人は本当に少ない」という指摘。もうひとつは「日本国憲法は全く古くない。それどころか今の時代に凄く適している。トランプのように日本を中国と戦争させようとする政治家が出て来たり、高市のようにカルトと財界に言われて軍国化を進める政治家出てきているけど、戦争の永久放棄を定めた9条がそれを防いでくれている」という投稿だ。この二つの声は、つながっている。
護憲派一掃の選挙と、軍国化への道
まりなちゃん氏が指摘する「前の選挙」では、小沢一郎氏、原口一博氏、大石あきこ氏といった有力な護憲派・平和志向の候補が落選し、無名の候補が続々と当選する異様な結果が出た。れいわ新選組の約200万票が「消えた」ような現象、開票率ゼロの段階での当確発表、干渉選挙や投票タンパリングの疑念——これらは氏が紹介する書籍で詳細に解説されている通り、単なる偶然では片付けられない。
結果として、憲法9条を堅持しようとする声が国会から大幅に減った。まりなちゃん氏の言葉を借りれば、それは「軍国化を進めるための選挙」だった。護憲派を一掃し、改憲や軍備拡大を推し進めやすい環境を整える。その狙いが、いま現実のものとなりつつある。
9条は「古い」のか? むしろ今こそ必要
高市早苗首相をはじめ、軍国化を加速させようとする動きが強まる中で、「憲法は古い」「時代に合わない」との声が繰り返される。しかしまりなちゃん氏は明確に否定する。
日本国憲法、とりわけ9条は、戦後80年近くを経た今もなお、極めて現実的な抑止力として機能している。トランプ政権のような外部圧力が「日本を中国と戦わせよう」と煽り、国内ではカルトや財界の意向を背景に軍備拡大を唱える政治家が登場しても、戦争の永久放棄を定めた9条がそれを阻んでいる。
「古いことにして改憲したいのでしょう」——返信で寄せられたこの声は、多くの国民の実感を代弁している。平和を望む気持ちに、古いも新しいもない。むしろ、米中対立が激化し、日本が「代理戦争」の舞台にされかねない今こそ、9条の価値は高まっている。
秋嶋亮氏の警告と重なる現実
まりなちゃん氏が所属する白馬社が刊行する秋嶋亮氏の著作群、特に『もうすぐ日本は戦争する国になる』は、まさにこの危機を予見した内容だ。グローバル資本と権力構造が日本を「戦争する国」へと導く仕組みを、鋭く解剖している。選挙の不正疑惑、護憲派の排除、9条への攻撃——これらは別々の現象ではなく、一本の線でつながった「ファシズム化」のプロセスだというのが、氏の一貫した主張である。
JMAX NEWSも指摘してきたように、高市首相が「戦争の惨禍を二度と繰り返させない」と述べるなら、同時に「繰り返させない」ための具体的な意思——すなわち、9条を堅持し、外部からの戦争圧力に屈しない覚悟——を明確に示すべきだ。言葉の「ずれ」を放置すれば、軍国化は確実に進む。
今、私たちが守るべきもの
憲法の三原則——基本的人権、国民主権、平和主義——を根底から変えることは、単なる「改憲」ではなく「憲法クーデター」に等しい、という指摘もある。国民投票を急ぐ動きの裏に何があるのか。護憲派が国会から消えた今、その問いを国民自身が考えなければならない。
まりなちゃん氏の投稿は、ただの感想ではない。選挙の裏側を知り、9条の現実的な力を再認識し、軍国化の流れに抗うための警鐘だ。
日本国憲法は古くない。むしろ、今の時代にこそ適している。9条が守ってくれる限り、日本は「戦争する国」にならない。その事実を、もっと多くの人が知るべき時が来ている。


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