アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)のロバート・F・ケネディ・ジュニア長官は、1月23日(現地時間)にX(旧Twitter)公式アカウント上で動画を投稿し、アメリカが世界保健機関(WHO)から正式に脱退したことを発表した。この決定は、ドナルド・トランプ大統領の第2期政権が早期に着手したもので、アメリカの公衆衛生政策を国内主導に戻すことを目的としている。
WHOは設立当初の使命から逸脱し、官僚主義、利益相反、国際的な権力政治に陥っていると批判。COVID-19パンデミック時の失敗を挙げ、「透明性が崩壊し、責任が消え去り、一般市民が代償を払った」と指摘した。これらの問題は現在も改善されていないと述べ、脱退がアメリカの独立性と主権を守るためのものであると強調した。
トランプ大統領は第2期就任直後、最初の執行命令の一つとしてWHO脱退の手続きを開始した。ケネディ長官は、これによりアメリカの公衆衛生政策が「外国の官僚機構ではなく、アメリカ国民に答えるものになる」と説明。HHSチームは州省や科学者らと協力し、バイオセキュリティの強化、疾病監視の向上、迅速対応能力の拡大など、国内の公衆衛生体制を強化したと語った。
今後のWHOとの関与は、脱退手続きの完了とアメリカ国民の健康安全保障に限定される。アメリカの資金提供は終了し、政府職員の派遣も停止された。ケネディ長官は、「アメリカは規模、革新性、リーダーシップにおいてグローバルヘルスを主導できる」とし、科学、誠実さ、透明性、責任を重視した独自のリーダーシップを継続すると約束した。最後に、パンデミックで孤立死した人々、無謀な規制で破壊された中小企業、選挙で選ばれていない外国当局に翻弄された家族らに、この決定を捧げると締めくくった。
この発表はX上で大きな反響を呼んでおり、賛否両論が飛び交っている。支持派からは「アメリカの主権を取り戻す大きなアップグレードだ」「グローバル政府からの脱却こそ独立宣言の精神」との声が上がっている。一方、批判派は「国際的なパンデミック調整やワクチン研究から離脱するのは愚か」「古代の病気が復活するリスクを高める」と懸念を表明。あるユーザーは「WHO離脱でアメリカはグローバルヘルスから孤立する」と指摘し、もう一人は「史上最悪の政権」と非難した。
アメリカのWHO脱退は、トランプ政権の「アメリカ・ファースト」政策の象徴的な動きとして注目を集めている。今後、国際的な公衆衛生協力にどのような影響を及ぼすかが焦点となる。


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