さとうさおり都議会議員、靖国神社参拝後「晴れ晴れとした気持ちだった」ところ、週刊文春の直撃取材を受け、猛抗議 「非人道的な行為」、背景に都の消費税隠蔽問題への追及か?

政治
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10月11日(土)、公認会計士で都議会議員のさとうさおり氏がYouTubeチャンネルにて、「週刊文春に直撃されました」と題する動画を公開しました。さとう氏は同誌の取材手法を「非人道的な行為」かつ「極めて悪質」であるとして猛烈に抗議しました。

経歴詐称の疑惑報道か

さとう氏によると、週刊文春の記者は、さとう氏が区内を歩いている最中に「佐藤さん」と声をかけ、待ち伏せの形で直撃取材を行いました。

記者が記事にしようとしている内容は、さとう氏の「経歴詐称」疑惑に関わるものです。具体的には、学歴ではなく「経歴」、すなわちデロイト トーマツの監査法人および税理士法人において、正社員として働いていなかったのではないかという点について追及しようとしているとのことです。さとう氏は自身がデロイトグループの監査法人およびデロイト トーマツ税理士法人に所属していたと説明しています。

さとう氏は、文春の記者が記事化を前提として、自身らの言い訳作りのために待ち伏せや直撃インタビューを行い、質問の際には盗聴までしていると批判しています。

東京都の消費税隠蔽暴露への報復か

さとう氏は、今回のネガティブな記事化の動きの背景には、自身が都議会の本会議で東京都の「仮装隠蔽」を暴露したことがあると主張しています。

さとう氏が本会議で取り上げたのは、東京都の消費税20年間以上の滞納(未納)問題、そして東京都がその未納の事実を1年以上前から知りながら隠蔽していた疑惑です。さとう氏は、この問題を1年前に指摘した際に、東京都が委託し、自身が所属していたデロイト トーマツ税理士法人の名前を出していました。

この本会議での指摘は新聞やテレビでも取り上げられ、小池都知事が「誠に遺憾です」と発言する事態に発展しました。さとう氏は、この発言があった翌日から各種週刊誌による「悪口記事」が継続して書かれていたとし、今回の文春の直撃もその一連の流れであると見ています。「個人」への法的対応も辞さず

「個人」への法的対応も辞さず

さとう氏は、文春が本人だけでなく、家族、近所、友人、そして職場の関係者にまで突撃取材を行うことに対し非難しました。病人がいる家族にまで押しかける行為で人が死んだら「人殺し」になると抗議しました。

今後、記事が事実を捻じ曲げたり、一部を切り取ったりして公表された場合、さとう氏はメディア企業ではなく、実際に取材をして記事を書いた「個人」と徹底的にやり合うスタンスを示し、記事の筆者に責任を持つよう求めています。さとう氏のこの姿勢は、「会社を訴える」のではなく「個人と徹底的にやり合う」というものです。

なお、さとう氏は直撃取材を受けた当日の午前中には、靖国神社で正式参拝を行い、小雨の中で「晴れ晴れとした気持ちだった」「ベストコンディションだった」と述べており、週刊文春の取材によって乱された悔しさが滲みでていました。

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