内容
日本では、「mRNAワクチンは安全」という非科学的な報道が、まだ続いている。だが、それは事実を客観的に見ず、誤った知見に基づいた〝天動説″に類するものだ。
国民を守るために事実を知らせようと、正義感と良心のままに行動してきた専門家(医師・医療関係者、薬学・分子生物学者)たちは非難され、一切の言論空間から消し去られてきた。のみならず、海外では医師資格を剥奪されるなどの過酷な迫害も行われた。21世紀のこの5年間、まさに魔女狩りに直面していたのである。
しかし、それでも地球は動いている。ワクチン接種後に急死した例、未知の重篤な後遺症に苦しむ人の数は膨大で、政府による救済制度を受ける人の数はそれが氷山の一角であるにもかかわらず、過去に例を見ないほどの多数に及ぶ。その事実の前で、巨大な医薬産業複合体と深い利害関係を持つ「政府お抱えの専門家」ではなく、命と健康を守るために生涯をかけてきた科学的事実に忠実な研究者、医師たちが結集し、「不完全で安全が確認されていない遺伝子製剤の接種と開発を止めるべきだ、これ以上被害を広げてはならない」との声を挙げ、今、世界を急速に変えつつある。
第2次トランプ政権発足直後に発せられた大統領令で、アメリカはWHOからの脱退を決め、現在粛々とその準備を整えている。全てのワクチンと遺伝子製剤の徹底検証を謳っていたロバート・ケネディ・ジュニア保健福祉省長官は、遺伝子製剤の接種奨励を止め、子どもと妊婦への接種禁止を命じた。
流れは変わっている。日本の地上波テレビでも、東京のキー局は別として、地方局では、遺伝子ワクチンの恐るべき負の側面についての報道が散見されるようになった。
本書は、コロナパンデミックで緊急承認された遺伝子製剤の危険性から日本人の命と健康を守ろうとする本物の専門家たちが結集し、これまで得てきた最新の科学的知見を、極力わかりやすく示し、理解を得ようとの目的で編まれた。遺伝子製剤設計のコンセプト段階からの原理的な誤謬や製作段階での技術的限界、免疫学、分子生物学、基礎科学レベルでの無理解といった実態を平易に解説している。残念ながら、今後ワクチンを接種した全年代で、急速にがんの発生率が高まると予想されている。何の前触れもなく突然ステージ4と診断される「ターボがん」が報告されているが、その傾向がさらに加速するとの見通しである。過去に経験のないほど多様で不可解なワクチン接種後後遺症に苦しむ患者を救おうと獅子奮迅してきた医師や研究者たちの努力と英知と医療行政への真摯な怒りが読み取れるだろう。
新型コロナワクチンの次は、インフルエンザワクチンのmRNAワクチン化が既定路線として準備され、治験も最終段階に入っている。次のパンデミックも用意されている。
自分と家族、将来の日本を生きる人たち、子や孫たちを守ろうと立ち上がり、世界最大規模の運動体となった「mRNAワクチン中止を求める国民連合」の活動実績と指針もここには記されている。
未来は変えられる。今、自分が動き始めれば。負けてはいけない。
目次
まえがき
1章 免疫学を無視したmRNA(遺伝子)ワクチンの致命的限界
村上康文
□”自分が自分を殺す”
――絶対に健康被害を生む誤った設計コンセプト
□工業製品の体を成さない製造工程
――DNA汚染と異常なロット差
□現在の健康被害に加え、「がん発生率急増」の危険が迫る
2章 mRNAワクチンに未来なし
免疫学・分子生物学の最前線から見た致命的限界とは
【対談】村上 康文vs.荒川 央
コンセプトと製造技術――どこが、なぜ危険なのか
3章 ワクチンによる命の侵害の現場で戦う
医師・科学者たちが見た真実
□加藤正二郎(医師)
□宜保美紀(医師)
□佐野栄紀(特認教授・皮膚科医)
□小島勢二(医学博士)
□中村篤史(医師)
□駒野宏人(薬学博士)
□荒川央(理学博士)
□後藤均(医学博士)
4章 国が守ってくれないから、自分で命を守る―国民運動の現場から—
□池田としえ(議員)止める、その一念で
□田中陽子(医師)寝ている9割を起こせば
□我那覇真子(ジャーナリスト)情報戦を生きる
□事務局 信念と努力の日々
□すべてのワクチンを問い直すとき
□“感染=悪”の洗脳を解け
□打たなければ終わる
あとがき――事実と向き合い、未来を取り戻すために
著者について
著者 mRNAワクチン中止を求める国民連合(いでんしわくちんちゅうしをもとめるこくみんれんごう)
医師・研究者と一般の登録賛同者71,021人(2025年7月現在)、3,200人を超える有志ボランティアから構成される任意団体。結成は2024年4月23日。国民の8割が打ち、多くの犠牲と甚大な健康被害をもたらしているコロナワクチンの即時中止と被害実態の本格調査・開示、並びに被害者の救済を求めると同時に、今後、レプリコンを含むmRNA技術が他の感染症予防や治療薬としても応用される可能性を強く憂慮し、mRNAワクチン事業の全面中止を求める。これまで、各所への公開質問状送付や抗議活動、300万枚の啓発チラシの全国配布、自治体に対して48,000通の書簡送付を行うなど、一般市民に向けた啓蒙活動、接種者の免疫状態を科学的に調査するプロジェクト、自治 体への開示請求によって得られたデータを元にしたデータベース構築などを実施してきた。なお、本書の著者印税は全額が本団体の活動費に充てられる。
編者 村上康文(むらかみやすふみ)
東京理科大学名誉教授。専門は創薬科学、分子生物学、免疫医学。
1955年岩手県生まれ、1979年東京大学薬学部卒業。1984年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士)。アルベルト・アインシュタイン医科大学、スローンケタリング記念がん研究センター(米国ニューヨーク)では腫瘍ウイルスの研究を専門とし、理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター研究員を経て、1999年東京理科大学基礎工学部生物工学科教授。2000~2001年まで慶応義塾大学大学院政策メディア研究科教授を併任。2001年より東京理科大学ゲノム創薬研究センター・構造ゲノム科学部門長を兼務した。治療標的分子の探索、抗体作成法の開発、抗体医薬の研究開発を一貫して実施。作成してきた研究試薬用抗体は約700種類にも及び、診断用抗体・治療用抗体分野の研究において世界トップレベルの実績を持つ。著書に、『分子細胞生物学事典』(医学評論社)、『ゲノム解析は何をもたらすか』(東京化学同人)、『今だから分かる、コロナワクチンの真実』(山路徹との共著・花伝社)等。
登録情報
- 出版社 : 方丈社 (2025/9/2)
- 発売日 : 2025/9/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 232ページ
- ISBN-10 : 4910818294
- ISBN-13 : 978-4910818290
- 寸法 : 13 x 2 x 18.8 cm
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