イーロン・マスク氏の「アメリカ党」結成は「裏切り」ではない。トランプ大統領との対立はディープステートを一掃するための戦略的な行動。

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イーロン・マスクが自身のXで「アメリカ党」の結成を示唆しました。最近、ドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスクの間で公に表面化した対立が注目を集めていたところです。マスクがトランプの経済政策「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル(OBBB)」に異議を唱え、さらにはトランプをエプスタインのリストに関連付けると主張したことで、両者の関係は緊張状態に陥っています。「アメリカ党」結成の真意はどこにあるのでしょうか?これに関し、XユーザーのClandestine氏の投稿に手がかりがありました。氏によると、この対立が本物ではなく、むしろ戦略的な演出である可能性が指摘されています。

裏切りの「演出」説

Clandestine氏は、「イーロン・マスクの裏切りは本物ではない」と主張します。彼によると、マスクは愚か者ではなく、トランプがディープステート(深層政府)に対する抵抗勢力であることを理解しているという。また、マスクは今後の利害関係を熟知しており、自身が置かれた状況の重要性を認識していると述べています。同氏は、マスクが意図的に公的な対立を演出している可能性があると分析します。その目的は、トランプの新しい経済政策のもとでテスラや他の企業が成長を遂げた際、インサイダー取引の疑いを回避することです。批判者たちが「トランプが億万長者の友人を優遇した」と主張するのを防ぐため、両者が対立しているように見せることで、マスクは自身を無関係と位置づけられるのです。

マスク氏の重要性と将来性

Clandestine氏は、マスクが単なる起業家ではなく、現代社会において不可欠な存在であると強調します。SpaceXの仕事はアメリカの国家安全保障と宇宙覇権に不可欠であり、Twitter/Xはソーシャルメディア上での言論の自由を守り、世論を正し、洗脳を解く役割を果たしています。また、テスラはロボット工学や輸送の未来を切り開き、AI分野での貢献は人類文明の進歩に寄与するとの見解です。マスクはどこへも行かず、彼の企業はアメリカの成長に極めて重要な役割を果たすと主張しています。さらに、トランプの経済計画が成功すれば、マスクが最大の受益者となる可能性が高いと指摘。マスクの企業はこれまで以上に繁栄し、その影響力は増すでしょう。

公的対立の戦略的メリット

Clandestine氏は、この「小さな口論」が大きな策略である可能性を提起します。マスクの純資産が急上昇した際、彼は「これら全てとは無関係だった」と主張できるように、事前に公にOBBBや関税、さらにはトランプ自身に反対する姿勢を示しているというのです。これにより、マスクは自身を有利な立場に置くための保険をかけた可能性があると分析されます。トランプもこれまで何度も、視覚的な効果(オプティクス)のために公的な演劇(パブリック・シアター)や「ケイファベ(プロレスのストーリーライン)」に取り組んできた実績があります。Clandestine氏は、今回も同様の戦略が働いているのではないかと推測しています。

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