長崎大学の森内浩幸教授は、子どもの新型コロナウイルスワクチン接種について、発症そのものよりも重症化を防ぐという点に最大のメリットがあるという見解を示していました。この見解には当時から疑問の声が上がっておりました。また、「ワクチンはお餅よりも安全です」などという見解を述べていました。現在は厚労省やアメリカにて子どもへの接種は推奨しないとなっているため、最新の情報を常に入手するようお願いいたします。
基礎疾患を持つ子どもへの強い推奨
教授は、5歳から11歳未満の接種が拡大された際、基礎疾患を抱える子どもは「ぜひ打つべき」と強く推奨しています。具体的には、ダウン症候群や神経疾患、慢性の肺や心臓の病気などが基礎疾患の例として挙げられています。
健康な子どもと接種の検討
一方で、健康な5歳から11歳の児童は、全ての年代の中で重症化率が最も低いため、ワクチン接種のメリットは小さいとしています。
ただし、健康な子どもであっても、祖父母と同居していたり、両親や兄弟など周囲に基礎疾患を持つ人がいるなど、感染時に危険にさらされる人がいる場合は、感染予防効果は弱いながらも接種を検討すべきとしています。
リスクと親の判断
森内教授は、日本において子どもが新型コロナに感染した際に命を落とす確率は約0.006%と低いものの、「ゼロではない」と指摘しています。ワクチン接種は、重症化をゼロにはできなくとも、その確率を下げることができると説明しています。
また、子どものワクチン接種が保護者に対する「努力義務」となる見通しについて、教授は、強い同調圧力をかけることが医学的に正しいかについては疑問であると述べています。保護者には、不安を感じながらではなく、十分納得をした上で子どもに接種をしてほしいと強く求めています。
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