
内容
かつて崩壊の淵に立たされた国が、
いま世界のエネルギーと外交を動かしている――。
ソ連崩壊、戦争、領土喪失、経済崩壊。
国家としてほぼ機能不全に陥ったアゼルバイジャン。
それでもこの国は、なぜ立て直すことができたのか。
本書の著者アリベイは、
その時代を実際に生きた当事者であり、
日本で学び、アゼルバイジャンと日本をつなぐビジネスの最前線に立つ人物です。
外交官を志しながらも、
「民間から国を動かす」という選択をし、
アゼルバイジャンワインを日本に広めることで、
国家の認知と価値の再構築に関わってきました。
本書では、
・エネルギー資源を“武器”へと転換した国家戦略
・大国に囲まれながらも主導権を失わないバランス外交
・44日間戦争における意思決定と実行力
を、実体験をもとに具体的に描いていきます。
ロシア、中国、アメリカ、イラン、トルコ。
すべての大国と関係を持ちながら、どこにも依存しない。
それは理想ではなく、
限られた条件の中で最適解を導き続けてきた結果でした。
さらに本書では、
ワインを通じて国家の価値を伝える「民間外交」という視点から、
ブランド戦略としての国家のあり方にも触れていきます。
国家の意思決定は、
企業経営や事業戦略と本質的に重なる部分が少なくありません。
不確実な環境の中で、何を捨て、何を選ぶのか。
どのようにして主導権を握り続けるのか。
本書は、
一国の事例を通して「戦略」と「意思決定」の本質を考える一冊です。
「小国はどうやって大国と渡り合うのか」
「国家を経営するとはどういうことか」
そのヒントが、ここにあります。
著者について
アリベイ・マムマドフ(Alibay Mammadov)
アゼプロ株式会社 代表取締役
1988年モスクワ生まれ。アゼルバイジャンの首都バクーで育つ。
バクー国立大学東洋学部日本語学科にて日本語と日本文化を学び、卒業後は徴兵によりアゼルバイジャン軍に入隊。
除隊後は様々な大手企業や政府関係の通訳・翻訳として活躍。副首相の通訳も務めるなど、日本とアゼルバイジャンの橋渡し役として実務経験を積む。
2012年、日本政府(文部科学省)の国費留学生として来日。北海道大学大学院スラブ・ユーラシア研究センターにて学び、北方領土問題やナゴルノ・カラバフ紛争など国際政治を研究。
在学中は北海道大学留学生協議会会長を務め、日本各地で講師として活動。北海道大学では多文化主義の連続講義を担当し、学生のアゼルバイジャン派遣など教育交流にも取り組む。メディア出演も多数。
2016年、日本アゼルバイジャン協力協会を設立。
2018年、アゼルバイジャンとのビジネスに特化したアゼプロ株式会社を創業。
2023年12月、北海道大学より「北大発スタートアップ企業」に認定。
現在はワイン事業を軸に、日本とアゼルバイジャンを結ぶ“民間外交”を実践している。
戦争・外交・ビジネスのすべてを現場で経験した異色の実業家。
著書に『アゼルバイジャンが今、面白い理由』(共著/KKロングセラーズ刊)がある。
アゼプロ株式会社
https://aze-pro.com
登録情報
- 出版社 : KKロングセラーズ
- 発売日 : 2026/4/27
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 252ページ
- ISBN-10 : 4845452081
- ISBN-13 : 978-4845452088
- 商品の重量 : 190 g
- 寸法 : 1.5 x 10.6 x 17.3 cm

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