【国際ニュース】イラン情勢の余波で原油危機、アジア各国「油が足りなくなった」リアルな日常

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イラン情勢の緊迫化により、原油高と供給不安が世界に広がっています。特に中東依存度の高いアジア諸国では、日本より早く影響が顕在化しています。

🇵🇭フィリピン:交通機関がマヒ、価格は急騰

  • 軽油価格が前年比ほぼ倍増(一時1L150ペソ≈400円)。
  • バス便数激減、ジープニー(小型乗り合いバス)もつかまりにくく、帰宅ラッシュ時は鉄道駅で入場規制。
  • 廃業する運転手続出。一方でE-Bike(電動自転車)へのシフトが進むが、事故増加で主要道路走行禁止に。
  • 政府対策:運転手への助成金、自治体職員の週4日勤務、商業施設の時短営業・11時開業、BPO業界のリモート推進。
  • 今後:全方位外交(中国・ロシア接近も)へシフトも、国民の節約が鍵

🇧🇩バングラデシュ:長蛇の列と計画停電

  • ガソリン不足続き。朝4時から並んで夕方4時に2L給油できた人も。給油できず帰宅するケース多数。
  • 電力供給制限:1日5〜6時間のみ使える日も。自宅で9時〜17時停電の事例。
  • 商業ビル・オフィスに午後4時までの営業要請。夜7時頃にはほぼ閉店。
  • 国民の反応:エネルギー不足に慣れており、パニックや大規模デモはなし。「世界的な危機」との認識が広がる。

🇹🇭タイ:じわじわ値上げ、外食文化は堅持

  • ガソリン・電気代上昇。デリバリー料金や商品価格が徐々にアップ。
  • 屋台価格例:ガパオライス50→55バーツ、カオマンガイ45→50バーツ。
  • 3月にはパニック買いによる一時燃料切れ。
  • 政府:108日分備蓄を強調。節電は義務ではなく協力要請(不要な消灯、室温上げ、オンライン会議優先)。ソーラーパネル設置支援も。
  • 外食・デリバリー文化は根強く、控える動きは少ない。

🇮🇩インドネシア:産油国なのに輸入依存

  • 石油製品・LPGは輸入頼み(石炭・LNGは産出も精製技術未熟)。
  • 燃料価格:中高所得者向けは1L180〜250円台に上昇。低所得者向け(バイク用)は補助金で60〜90円に据え置き。
  • デモは目立たず、「仕方がない」という雰囲気。
  • EV関心高まる:ナンバー奇数偶数規制の対象外優遇。ただし充電設備不足で近距離利用中心。
  • プラスチック価格上昇で小規模事業者にも影響。

🇻🇳ベトナム:政府の迅速対応が光る

  • 国家備蓄を15日分→90日分へ拡大。日本・韓国に支援要請、ロシアと原発協力、燃料税ゼロ、公共交通無償化など積極策。
  • 価格:2月比30〜50%上昇。一時「ガソリンなし」表示や給油制限も、現在は供給安定。
  • 国内線2割減便。在宅勤務・不要出張自粛呼びかけ。
  • 電動バイク・EV売れ行き好調。「燃料高でEV化加速」との声も。中国製流入の懸念。

🇱🇰スリランカ:過去危機経験で「またか」

  • 2022年経済危機の再来感。海上輸送・輸入依存の島国。
  • 燃料不足・物価高騰に慣れ、国民は比較的冷静。節電対応もスムーズ

全体傾向

多くの国で交通・電力への影響が顕著。政府は備蓄拡大・補助金・節約要請・EV推進で対応を急いでいますが、長期化すれば物価高や経済停滞が深刻化する可能性があります。日本はまだ大きな混乱はないものの、輸入依存の教訓として注視すべき状況です。(情報源:au Webポータル国際ニュース、現地在住者証言 / 2026年5月時点)

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