映画『君たちはまだ長いトンネルの中』などで知られるなるせゆうせい監督が、自身の「社会派青春シリーズ」の最新作として、日本の「食」をテーマにした新作映画『ライス・イズ・ライフ 〜誰かが作る君の食〜』(仮)の制作を始動させたことがわかりました。
「米の価格高騰」が創作のトリガーに
公開された企画意図(コンセプト)によると、なるせ監督はコロナ禍でエンターテインメントが「不要不急」とされたことへの悔しさを原動力に、世の中の不条理をエンタメで撃ち抜く活動を続けてきました。
今回のテーマである「食」については、昨今の米の価格高騰をきっかけに創作意欲が加速したといいます。監督自身、日頃から食品添加物をチェックするほど意識が高い一方で、コンビニや外食チェーンが溢れる現代社会との間で葛藤を抱えており、そのリアルな視点が本作にも投影される見込みです。

「食」は単なる栄養摂取ではない
本作が描くのは、単なるグルメや料理の物語ではありません。監督は「食」を以下のような多角的な視点から包括的に描くとしています。
- 根幹の文化・歴史: 日本人が守り続けてきた食の原点。
- 国防: 食料自給率やエネルギー問題にも直結する国家存亡の課題。
- 多様な正義: 異なる立場・意見を持つ人々が登場し、俯瞰的な視点を提供。
「何がいい悪いではなく、俯瞰で見つめてもらうことで、何かを感じ取ってほしい」という監督のメッセージからは、現代社会への強い問題提起が感じられます。
プロジェクトを支える「参考書籍」の顔ぶれ
作品の制作にあたっての参考書籍ラインナップも公開されており、非常に踏み込んだ内容になることが予想されます。
- 『コメ・ショック 塩おにぎりが500円になる日』(鈴木宣弘 著)

- 『コメ消滅〜自民党と財務省が日本国民を飢えさせる!』(三橋貴明 著)


- 『ヤバい“食” 潰される“農” 日本人の心と体を毒す犯人の正体』(堤未果、藤井聡 著)


- 『農協が日本人の“食と命”を守り続ける!』(久保田治己 著)

いずれも日本の農業政策やグローバル経済の闇、食料安全保障の危機を鋭く突く著書ばかりであり、本作がエンターテインメントの枠を超えた「警鐘」の役割を果たすことは間違いありません。
現在、本プロジェクトでは「応援隊」の募集を行っています。単に映画を鑑賞するだけでなく、情報を拡散し、共に日本の食文化を考え直すムーブメントを作ることが目的です。
公式のQRコードからは詳細の確認やお気に入り登録が可能となっており、今後の続報が待たれます。

JmaxNews 編集部より
これまでも日本の経済や政治の矛盾をエンタメに昇華させてきたなるせ監督。今回「米」という日本人のアイデンティティに踏み込むことで、私たちの食卓が直面している「国防の危機」をどう描き出すのか。公開されれば、日本の食料安全保障に関する議論に一石を投じる一作となるだろう。

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