2026年7月9日、れいわ新選組の山本太郎代表(51)は東京都内で記者会見を開き、代表辞任と政界からの引退を正式に表明した。同席した大石あきこ共同代表(49)も、山本氏の辞任に伴い共同代表を辞任し、離党する意向を明らかにした。党は執行部を全面解任し、新代表選を実施した上で党名を変更する方針を決めた。
山本太郎代表の引退理由
山本氏は会見で、2025年10月9日、大分市内の東九州自動車道でレンタカーを運転中、法定速度80km/hを69km超える149km/hで走行し、道路交通法違反(速度超過)で検挙されたことを陳謝した。今年4月に罰金9万円の略式命令、5月には運転免許停止90日の処分を受けており、党は山本譲司幹事長名で厳重注意処分としていた。
さらに、健康問題も大きな要因とした。今年1月に「多発性骨髄腫の一歩手前」と診断され、参院議員を辞職したが、代表職は継続していた。しかし、半年間の検査で数値が思わしくなく、ストレスのかかる業務が健康に悪影響を及ぼしていると判断。「100%健康を取り戻すことが優先」と述べ、政界引退を決意した。
なお、週刊新潮が報じた公設秘書給与を巡る疑惑については「詐取には当たらない。辞任とは関係ない」と否定した。
山本氏は「山本太郎という過去の遺物が横たわることはあってはならない」と語り、党の新生を強調した。
大石あきこ共同代表の離党
大石氏は「山本太郎が表の活動を休止して半年間、私が党の表の顔として責任を取ってきたが、うまくまとめられなかった」と述べた。2026年2月の衆院選で党が選挙区全敗・比例1議席のみに惨敗したことや自身の落選も影響し、「国政に参加しようと思ったのは山本太郎の存在があったから」と離党の理由を説明。「大変疲れている。休みたい。党に戻る邪念は一切ない」と語った。
なお、もう一人の共同代表である奥田芙美代氏は離党こそしないものの、次期代表選には立候補しない意向を自身のSNSで示している。
党の今後
・代表選:7月17日告示、31日投開票。空白期間を最小限に抑える。
・党名変更:新代表選出後、30日以内に実施。山本体制の完全リセットを図る。
・執行部:現体制は解任・リセット。大石氏のほか、くしぶち万里氏ら旧幹部も離党する見通し。
山本氏は支持者に対し「山本太郎がいたときよりもっと良くなるグループを一緒に作ってほしい」と呼びかけ、健康回復後には政治以外の場で再会を望む姿勢を示した。
れいわ新選組は2019年に山本氏が旗揚げし、反消費税・反原発などを掲げて支持を集めたが、近年は選挙での苦戦が続いていた。今回の動きで党は新たなスタートを切ることになる。

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