中国で行方不明か?旅系YouTuberのバッパー翔太(Bappa Shota)氏、2ヶ月前にウイグル自治区の強制収容所の実態を投稿後に更新なし、タレントのフィフィ氏が安否を心配しXで投稿

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タレントのフィフィ氏が旅系YouTuberのバッパー翔太(Bappa Shota)氏の安否を心配し、9月10日にXで次のとおり投稿しました。

「#bappashota さんストーリーは更新されたのを見ましたが、ウィグルの動画から2ヶ月間も更新が止まっているのは不自然です。何もなければ良いのですが、視聴者が困惑しています」

これがXでは波紋を呼び、9月11日AM時点で33万以上のインプレッション、1万人近い人が「いいね」をしています。

Bappa Shota氏が見た新疆(しんきょう)ウイグル自治区

中国西部に位置する新疆ウイグル自治区は、世界中で「人権危機、宗教弾圧、強制収容」といったネガティブな情報が飛び交う一方で、中国政府は「安定と繁栄を享受し、住民は幸せで充実した生活を送っている」と主張しており、その実像は極めて複雑です。Bappa Shota氏は、この情報に隔たりがある地域の現状を自分の目で確かめるため、現地を訪問しました。彼の旅から見えてきた多面的な現実と、情報の複雑性をお伝えします。

歴史的背景と民族間の緊張

新疆は8カ国と国境を接し、日本の約5倍の面積を持つ広大な地域です。かつて「東トルキスタン」と呼ばれ、テュルク系の遊牧民族を祖先とするウイグル族が多く暮らし、イスラム教を信仰しています。1949年に中華人民共和国に併合されて以来、ウイグル族は独立志向が強く、中国政府の支配下で宗教や言語、アイデンティティーの自由が制限されてきました。この緊張は、2009年の大規模デモや2014年の爆破事件を契機に、中国政府による締め付け強化へと繋がっています。

「職業訓練施設」か「強制収容所」か?

Bappa Shota氏によると、中国政府は、過激思想に染まったウイグル人を「再教育」し、職業スキルを習得させるための「職業訓練施設」を設立したと解説しています。ウルムチで学校を訪れた際、外観から「収容施設」のような印象は受けず、子どもたちが笑顔で遊ぶ姿も確認されたと報告しています。これらの施設により、仕事を見つけにくかった少数民族が安定した収入を得られるようになったという情報もあります。

しかし、西側諸国はこれらの施設を「強制収容所」と報道しています。メディアによると、約100万〜200万人のウイグル人が強制的に拘留され、拷問、虐待、文化的・政治的洗脳、強制労働が行われているとされ、人口削減のための強制不妊手術や文化的アイデンティティーの消去を目的とした教育も告発されています。アディダスやユニクロなどの国際企業も強制労働疑惑をかけられていますが、中国政府や企業はこれを否定しています。

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